- KEY PERSON 02 -移住コラム

移住コラム02 北茨城市に来てみたけど、食べ物は?街並みは?芸術によるまちづくりは?

10/29 北茨城市移住交流促進事業「移住」×「芸術」ツアーを開催いたしました!

 北茨城市では、北茨城市に移住し、地域住民と共に暮らし、北茨城市の環境や特徴を生かした芸術活動に興味のある方を対象とした「移住」と「芸術」をかけ合わせた事業を企画しました。事業では、北茨城市を知ってもらうためのセミナー、実際に訪れていただくツアー、滞在創作体験を行うキャンプの3つの「北茨城」を実施いたします。
 北茨城市の概要や取組み等をセミナーでお伝えし、ツアーで実際に訪れ、キャンプで滞在することで、北茨城市への移住を体験する事業となっております。
 また、参加してくださった方は、「北茨城【芸術によるまちづくり】アンバサダー」に任命され、北茨城市の芸術によるまちづくり等に関する情報発信をしていただきます。

 セミナー開催から1週間も経過していないですが(笑)
 今回は第二弾!「移住」×「芸術」ツアーを10月29日に開催いたしました。

 天候にも恵まれて、非常に良いツアー日和になりました。今回茨城交通さんにご協力いただきましてバスの運行をお願いしていますが、添乗員さん曰く担当したツアーはすべて快晴だそうです。それはありがたい!!その力にあやかりながらもツアーは始まりました。

 参加者の皆様は土浦駅から出発し(9時30分)、第一の目的地である「茨城県天心記念五浦美術館」へ(11時着)。北茨城市といえば、岡倉天心や野口雨情等の文化人と縁のある地ですが、こちらの美術館では、岡倉天心や横山大観をはじめとする五浦の作家たちの業績を顕彰するとともに、その作品の数々を鑑賞できる美術館となっております。企画展は通年を通じて様々な著名人や文化をフォーカスした展示内容のものを開催しており、今回は「齋藤隆三展−再興院展の立役者−」の企画展を鑑賞いたしました。

 

 ツアー参加者の皆様からも「景観が良い」「綺麗な施設」「もっと時間がほしかった」「天心という人と北茨城市の歴史を知れた」などのコメントをいただきました。嬉しい限りです。美術館の職員さんにもお伝えしておきます。※こちらは茨城県の施設です。

 今回の晴天により、五浦海岸の景観は空と海のブルーが映えていて、担当自身も地元であるのにスマートフォンにてパシャリとしてしまいました。


 お昼を回っていたので、続いて昼食の会場へ。今回の会場は、旅行予約サイト「楽天トラベル」のあんこう料理が食べられるお宿ランキングで1位を獲得している「汐騒の宿暁園」(12時10分)です。漁港で直接仕入れた鮮魚料理とバラエティ富んだメニュー、そして名物あんこう鍋はリピーター続出させるほどの味わいです。またお宿では源泉かけ流しですので、心身ともにリフレッシュできると評判です。

 参加者の皆様は、海鮮定食または、ポークジンジャー定食のいずれかを選択し、実食されておりました。もちろんどちらの定食にもあんこう汁(鍋)はついておりました。※写真には写ってないです。ごめんなさい・・・。

 メディアにも多数掲載された「あんこう鍋とどぶ汁」の自販機もございますので、お土産にはもってこいですね。※帰宅にお時間を要す場合は保冷剤や保冷バックを準備もしくは暁園へご連絡したほうが良いです。
 実際に購入されていた参加者の方もいらっしゃっていて担当としても嬉しい限りです。

 お腹がいっぱいになり、天気もよいので眠くなってしまいがちですが、次の会場へ向かいました。北茨城市の芸術によるまちづくりの拠点である「北茨城市生涯学習センター分館」の【期待場】(13時30分)になります。こちらの施設は、廃校となった小学校をリノベーションして生まれ変わった施設となっております。芸術活動を行うことができる施設として、教室であった場所をアトリエとして使用することができ、陶芸体験ができる教室や陶芸作品を焼き上げる電気釜も完備しております。またシェアオフィスがあり、会社として起業することもできます。起業にあたっては開業資金を支援金として交付することもできます。※諸条件がございます。

 施設内を皆様で見学いたしました。アトリエとなった教室を実際に入室したり、セミナーにも駆けつけてくれ地域おこし協力隊として活躍している箕浦隊員の活動事務所にも伺いました。
 箕浦隊員は11月5日に市の青年会議所のイベントで来場者と一緒に舞台道具を作るワークショップを行い、作り終えたあと、それを使用した演劇を行うようです。今回はそちらの準備を行っておりました。

 実はこの期待場、小学校をリノベーションして作った施設と記しましたが、小学校には校舎ともう一つ建物がございますよね。そう、体育館です。体育館も期待場としての施設となっていて、こちらは、ギャラリーとして開放しております。ギャラリー内の展示品は、米米CLUBのカールスモーキー石井さんの芸術作品を鑑賞できるのです。しかも無料で!

 実はカールスモーキー石井さんは、北茨城市出身で、この「期待場」という施設の名称も石井さんが名付けたものです。ツアー参加者皆様も石井さんや米米CLUBはご存知のようでして、無料で鑑賞できることに驚きの様子でした。
 石井さんの作品はどれも独創的で印象深いものばかりです。ぜひとも足を運んでいただきたいです。


 

 そして、芸術によるまちづくりの中でも重要地域である関本町楊枝方地区へ(14時)。ここでは、先日セミナーでゲストとしてきていただいた元地域おこし協力隊で現在、市の集落支援員として活動している石渡夫妻による、自然とまち全体をアートと捉えた「桃源郷づくり」の体験を行いました。

 夫妻はこちらの地区に居住し、地域の方々とふれあい、協力しながら桃源郷という里山を芸術作品として作り上げる活動を行っています。

 地域おこし協力隊時代は、築150年の空き家を改修し、アトリエ兼ギャラリーとして整備し、持ち主の名前と感謝の意味をかけ合わせた「ARIGATEE」と名付けました。現在も自身の作品の展示や芸術家の滞在制作のサポートとして展開されております。ツアー参加者の皆様にも見学していただきました。また、夫妻が居住している建屋についても空き家となっていて、それらを時間かけて住める場所へと作り上げ居住地としています。若干のインフラは整っていないところもありますが、問題なく住んでいるとのことです。

 そして参加者の皆様には、この桃源郷づくりの担い手として桜の植樹と菜の花の種まきの体験をしていただきました。皆様楽しんでやられていたかと思うのですが、いかがだったでしょうか。春になれば桜と菜の花を楽しめそうですね。経過報告は石渡さんのSNSで報告されますので、ぜひともご確認ください!!


 最後は、北浜海岸による夕暮れ時の風景をツアー参加者の皆様と見学いたしました(16時)。近くには幕末に活躍した志士の芹沢鴨や吉田松陰も訪れたとされる天妃山と弟橘媛神社があり、皆様そちらへ登り(標高21m)太平洋の夕暮れ時を観られていました。
 
 この地は石渡さんが描いた絵画の風景そのままを体験することができます。実は北茨城市は東日本大震災で茨城県内で唯一の死亡者が出ているほど被害が甚大でした。北茨城市の海岸沿いは津波に対する大きな堤防を整備しました。市民の生活を守るべくに作った堤防ですが、車を走らせている国道からは景観が見えなくなっている箇所もございます。しかしながら、その堤防を歩いて見れば(ウォーキングすることは可能)その雄大な景色を渇望することができますので、一度訪れてほしい場所の一つとなっております。

 北茨城市は海も山も自然豊かな地ですので、自然風景を背景とした作品を作るにはベストかと思います。


 そしてツアーは終了いたしました。担当もバスに添乗させていただき、詳細を説明させていただきましたが、ちゃんと伝わっているか不安でしたが、皆様がきちんと質問や意見を伝えていただけていたので、とても嬉しかったです。
 参加していただいた皆様ありがとうございました!!


 次回は、最後の企画「移住」×「芸術」キャンプとなります。

 ここまでセミナーにて説明を受け、実際に視察し、今度は滞在して自ら創作するという行程を行っていただきます。
 1日目は北茨城市の自然豊かな場所でのキャンプを通して、北茨城市の空気や雰囲気を通してインスピレーションを高めていただき、2日目の活動にて形にしてもらうという流れになります。
 キャンプでは特別にテントサウナも用意し、焚き火を囲んでの座談会、地場産品を活用したBBQなども目白押し!この流れも参加者が思う『北茨城市』を感じていただければと思います。

 担当としても皆様がどのように創作していただけるか楽しみです。

 
 それでは次回もよろしくおねがいします。

 担当:ISHIZAKEY

 

 そういえば、今回のバスツアーの添乗員さんは、いばらき観光マイスターS級の方でした。茨城県の観光のことを聞きたい場合には、いばらき観光マイスターS級に聞きましょう!勤め先等にマイスターに証である楯やマイスター自身に「S級マイスターバッジ」を身に着けていれば、その人は観光マイスターです!
 北茨城市にも複数名観光マイスターに認定されている方もいらっしゃいます。マイスターがいるところを茨城県を観光する時の一つの指標にしても面白いかもしれませんね。

 茨城県 観光マイスター で検索してみてください!!

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